観光・文化・施設

加美区 箸荷(はせがい)

加古川の支流杉原川の中流域に位置します。慶長検地帳では「杉原谷長谷貝村」と記されています。「風土記」に、明石郡大海里から淡海臣の子孫、長谷部はせがべ氏が往来し、これが「はせがい」になまったといわれています。

むらづくり活動

①むら芝居

11187_ext_11_0.jpg昔から、集落の秋祭りには、青年団のみなさんが役者になって、大歳神社境内の特設舞台でむら芝居を演じていました。

 しかし、昭和50年代に入って青年団活動が衰退しこれとともにむら芝居も途絶えてしまうのです。伝統の素人芝居が消えて15年。

 平成5年、これを消防団が復活させ受け継ぐことになったのです。

 また、平成14年3月、この素人芝居を末永く保存・継承していこうと『箸荷むら芝居保存会』が結成されました。また、同年7月、芝居舞台を備えた『箸荷むらづくり館』が完成。

 また同年10月、この館で『全国むら芝居サミット』を開催し、全国各地から15劇団、北は山形、南は九州・大分まで総勢300人の観客が詰めかけました。

*箸荷むら芝居保存会

区長役員、老人クラブ、婦人会、消防団OBなど各種団体が加わり、集落住民が皆、力を合わせそれぞれの役割を担って『むら芝居の里』を行っていこうと基盤づくりが始まりました。



*箸荷むらづくり館

この施設は、舞台20畳、客席60畳の大きさを持ち300人収容できます。



*全国むら芝居サミット

世帯数わずか58戸、小さな農村集落から全国に呼びかけ、素人劇団を一堂に集め箸荷でサミットを開催しよう!!こんな大きな大きな夢の企画に、皆は毎日必死で全国の自治体に向けてメールを発信しました。また新聞社にもお願いし記事を掲載してもらいました。

こんな日を約1ヶ月続け、メールの送信数は自治体数の約半分の1,500通。この結果、平成14年10月13日、記念すべき第1回全国むら芝居サミットを盛大に開催することが出来ました。

また、このサミット当日に、全国発の『むら芝居ネットワーク』も立ち上げ、その事務局を箸荷が受け持つことになりました。

② 箸荷紅茶の会

11187_ext_11_1.jpg平成14年に、集落の主婦らで団体(約30人)を結成。この団体が摘んだ一番茶で作った『はせがい紅茶』は素朴な風味で評判は絶好調。

 もともと鳥取の紅茶生産組合の方と知り合いの会員さんが、当地でとれる茶葉を有効利用しようとしたのが始まりです。

 平成17年には、各家庭に散在する茶畑約300㎡からとれた約55㎏の茶葉を、鳥取県内の製茶工場に持ち込み、紅茶約14㎏を製造しました。

 なお、この集落で活躍するむら芝居をあしらった箸荷紅茶(30㌘入り:税込み500円)は、道の駅R427かみで販売しています。

③ 集落新聞『箸荷だいすき』の発行

年4回発行の集落新聞です。集落の出来事が一目でわかります。

④ 景観むらづくり協定

平成12年12月1日 むらづくりや景観づくりの目指すべき方向性などを盛りこんだ『箸荷景観むらづくり協定』を兵庫県に提出しました。

 このとき、『兵庫県景観形成等に関する条例』に基づく住民協定は県下に事例がなく、平成13年2月、県知事から箸荷地区を第1号として認定書を受けました。この協定締結をきっかけにして、みんなで景観むらづくりに取り組んでいます。

⑤ 花いっぱい運動の推進

11187_ext_11_4.jpg当集落を、花いっぱいで美化しようと、集落の花クラブの皆さんが始められましたが、今ではこの取り組みを村全体で行っています。

むらの宝

① 大歳神社

11187_ext_15_0.jpg祭神は大歳神で、創立年月日不詳ですが、元禄13年(1700年)に本殿を再建しました。柿葺こけらぶき流造の本殿、杉皮葺入母屋造の拝殿を有しています。

*百々手まつり

毎年2月11日の建国記念日に、大歳神社で、その年の五穀豊穣や諸業繁栄などを願う百々手ももて祭りを行います。神社関係の古文書によると、島根県の須佐神社すさじんじゃにも同じような神事が伝えられているということです。玉串奉納、神事が終わると宮司や当人達12人が手製の弓と矢で約15㍍離れた的を射ます。的の真ん中には鬼と書かれ、その上を墨で塗りつぶし、四方の悪魔を弓矢で追い払います。矢を家に飾っておけば福が授かるとあって、境内に集まった村人達は競って取り合います。この後、境内で餅まきが行われ一層盛り上がります。

② 川裾(かわすそ)まつり

川裾神社は『かわっさはん』と呼ばれ、昔どこからか、この神様が流れてきて、ここで水害が止まったそうです。そこで、小さな祠を立てて、水で身を洗い清めてお祭りをしました。川裾祭りにお参りすると、夏負けしないとか、水害を防いでくれるとか言われています。

③ 火祭り(愛宕(あたご)祭)

愛宕祭とは、火の神、火の災難除けの神として名高い京都・愛宕神社の信仰に基づくもので、数多くの松明に火をつけて神を慰め、火災から免れようとする祭りです。

 毎年、8月第4日曜日に行われます。

④ 宝篋印塔

この石塔は、宝篋印陀羅尼経ほうきょういんだらにきょうを納めた塔で、建立時期は、文和3年(1354年)南北朝後期といわれています。宝篋印塔ほうきょういんとうの始めとされるのは、中国の呉越王・銭弘俶せんこうしゅくが顕徳2年(955年)にインドのアショーカ王の八万四千塔の故事にならって、金銅製と鉄製の塔を八万四千基つくり、中に宝篋印心呪ほうきょういんしんじゅを納めたといわれています。

集落マップ

※地図の表記が実際と異なる場合がありますが、ご了承ください。