観光・文化・施設

加美区 熊野部(くまのべ)

妙見山の西方、杉原川と同川支流多田川の流域に位置します。
この地が、荒田郷の東の隅くまに位置することで「隈の辺」といったことから「くまのべ」とよばれています。

むらづくり活動

① すべきり(集落内広報誌)

集落の伝統的神事「すべ切り」を集落広報誌の名称につけました。平成7年9月20日に創刊。年4回発行。集落内の身近なニュース、昔話、文芸、グループ紹介、生活の知恵などを紹介しています。

② 運動会

集落で運動会を行っています。 

むらの宝

① すべ切り餅・・・・1月末の日曜日

11194_ext_15_0.jpg稲荷神社にお供えするために『すべ切り餅』というお餅をつく行事が伝えられています。いつ頃から始まったのか詳しいことは分かりませんが、ずいぶん古い時代から続いています。



*『すべ切り餅』とは、わらしべでも切れるぐらいに柔らかくついたお餅のことです。

まず始めに、稲荷神社にお供えする鏡餅を4人の男達が口に榊の葉をくわえ一切無言でつきあげます。「婆さん」と呼ばれる長老が指揮を執りつき手が交替で従います。その後は、親戚、近所に配るお餅を「めでた めでたよ 若松様よ 枝も栄えて葉も茂る おもしろやなんじゃいのう ひょうたんじゃい・・・」から始まるすべきり歌を唄いながらつきます。

② 稲荷神社

祭神は宇賀能霊神うかのみたまのかみ、大歳神おおとしのかみ、若歳神わかとしのかみで、天文2年(1533年)の創立。

慶弔17年(1612年)に本殿を建立し、その後の改築を経て今日に至っています。本殿は柿葺こけらぶき流造、拝殿は萱葺かやぶき入母屋造りになっています。この神社に集落特有の『すべ切り餅』をお供えします。

③ 夏梅太郎右衛門なつうめたろうえもん終焉之地

徳川中期には、悪政がしきりに行われ生野代官の年貢取り立てがきびしく、庄屋の夏梅太郎右衛門は、再三、代官にお願いしましたが一向に聞き入れず逆にとらわれの身となり、この地において処刑されました。時に明和元年(1764年)6月25日集まった村人達に、夏梅太郎右衛門はこう言ったそうです。『自分は微力で村人達の苦しみを取り除く事が出来なかった。しかし、これで惨酷な代官達も思い直すであろう。我が志をついでみんなで頑張ってくれ・・・。』以降、暴政は止み、村人達は安心して生活ができました。彼を慕って小さな祠を建てましたが、彼の稀なる志を忘れることのないように有志が立ち上がり、明治44年7月20日にこの石碑を建立し後世に永く伝えています。その後、平成15年新顕彰碑を建立し除幕式を行いました。

④ 阿弥陀寺

真言宗高野山宝城院末に属し、本尊は神名にもあるように阿弥陀如来です。

度重なる火災に遭い、古い資料は残っていませんが、天文年間(1532~54)の開創で、もとは氏神である稲荷神社の宮寺であったと伝えられています。

集落マップ

※地図の表記が実際と異なる場合がありますが、ご了承ください。