観光・文化・施設

加美区 市原(いちはら)

「いちわら」ともいいます。千ヶ峰の東麓、東の丹治坂を越すと丹波の成松に通じ、北西の市原坂からは、越知谷を経由して但馬の生野に通じます。この土地は、丹治坂、市原坂の坂道と、南北に杉原谷を縦貫する杉原街道の交差点に位置し、中世末期には『市原千軒』とうたわれた鉱業地で、播磨、丹波、但馬の商人が各地の特産品を持ち寄り『市』が立ったことから、『市場』といばれ、後に『市原』と呼ばれるようになったといわれています。

むらづくり活動

①孝行のメッセージ集作成事業

297_ext_11_0.jpg平成7年、『孝行』の発信基地として『森安こはる』生誕100年の年に、『こはる公園の整備』と『孝行祭り』を開催しました。また、翌年、平成8年からちょっと照れくさい孝行のメッセージの全国公募を開始しました。森安こはるさんとは、とても親孝行な女性で、その行いに対して大正4年、婦人世界社が日本3孝女に選定し、県知事賞を受けられた方です。4歳の時に母親のいない家に養女に来たこはるさんは、家の仕事をよくし、また父親が怪我をして働けなくなった時は、仕事に出て自分の食事を我慢してでも父親に食べさせたと言われています。孝行のメッセージは、北は北海道、青森から南は沖縄、鹿児島、宮崎などまさに全国から寄せられています。また、アメリカのカリフォルニア、ミャンマーからも海を渡って送られてきています。審査員は村人で、審査方法は碁石法で気に入った作品の上に碁石を置いて決定します。平成8年から12年の5年間に13,305通のメッセージが寄せられ、そのうち156通を厳選し『ちょっと照れくさい 孝行のメッセージ』(家の光協会から1冊1,260円)を全国発売しています。

②村芝居

熊野神社祭りの宵宮を盛り上げるために、隣保対抗の村芝居を行います。

③タイムカプセル

平成12年10月、21世紀の記念事業として、集落の住民でタイムカプセルを埋設しました。2020年1月1日正月に開封されます。

④加美町初の山林地籍調査を実施

むらの宝

① 熊野神社

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、大年神(おおとしのかみ)を祀っており創立は不詳ですが、古検地以降に創建されたものとみられます。柿葺(こけらぶき)流造の第一・第三本殿と、萱葺(かやぶき)入母屋造の拝殿を有しています。また、毎年、この神社の宵宮祭りを盛り上げるために隣保対抗の村芝居を行っています。

② 専浄寺

浄土宗の寺で三百数十年前、岌心上人(きゅうしんしょうにん)の開基と伝えられています。本尊は阿弥陀如来。丈四尺八寸の木造の坐像で、金色に燦然(さんぜん)と輝いています。

集落マップ

※地図の表記が実際と異なる場合がありますが、ご了承ください。